調査データから
 
ちょっとした時間に読まれている夕刊
【AdVoice(読売読者モニター調査)より】

 
読売新聞は、都市圏の消費者動向を探る目的で、2005年6~7月に「都市生活者調査」を行った。その結果から、夕刊の読まれ方について紹介する。
その他「都市生活者調査」結果などの最新調査データはこちら
 
夕刊の読まれる場所・時間

 都市型メディアである夕刊はどのように読まれているのだろうか。メディアのコンタクトポイント、タッチポイントの切り口での読まれ方を調べてみた。夕刊は、「居間・リビング」や「キッチン・ダイニング」など家族が集まるような場所で(図1)、「ちょっと時間ができたとき」や「夕食後」に読まれている(図 2)。「今日の出来事が知りたくて」「役立つ情報を探して」という情報収集派と、「なんとなく習慣で」「暇つぶしに」という、学生などの無目的派がいる(図3)。専業主婦は「配達されてすぐ」や「夕飯作りの前に」、「キッチン・ダイニング」で「なんとなく習慣で」読む傾向があることなどが読みとれる。

図1  夕刊の読み方/どこで(複数回答)	(単位:%)


図2  夕刊の読み方/どんな時(複数回答)	(単位:%)

図3  夕刊の読み方/どんな気分で(複数回答)	(単位:%)

 閲読時間帯を見ると、平日は午後5時から深夜にかけて読まれており(図4)、ピークは午後7時から9時となっている。土曜日はやや早めの午後5時から7 時をピークに推移する(図5)。職業別に見ると、フルタイム勤務者及び学生は「午後9時から深夜」が約4割で、他の層に比べて遅い時間帯に読む人が多い。パートタイムが「午後7時から9時」、自営業・自由業、専業主婦、無職は「午後5時から7時」に読む人が多く、夕方から夜の帰宅時間や過ごし方が関係してくることがわかる。
 夕刊の平均閲読時間は、購読者全体では平日が17分。早い時間帯に読む無職や自営業・自由業では20分を超えており、帰宅後の遅い時間帯に読む勤め人で15分程度となっている。

図4  夕刊閲読時間帯と平均閲読時間/平日

図5  夕刊閲読時間帯と平均閲読時間/土曜日

 情報系の記事が読まれる上位に

 ふだんよく読む夕刊の記事(表1)は、「社会・事件」「テレビ番組」「気象情報」の順。「健康・医療・福祉」「エンターテインメント情報」「旅行・レジャー関連」など情報系の項目が朝刊と比べて上位に来ることが特徴だ。職業別に見ると、フルタイム勤務者と自営業・自由業では他の層に比較して「政治」「国際ニュース」「経済ニュース」など時事ニュースが高めとなっている。学生は最も高いのが「テレビ番組」、次が「エンターテインメント情報」となっており、雑誌的な情報収集態度であるようだ。
 最後に夕刊の広告のイメージ(表2)について聞いた。学生の「暇つぶしになる」のスコアが突出している。専業主婦で「広告を見て映画やコンサートに行くことがある」人の割合が多かったり、「通信販売を利用することがある」は無職が高いなどの特徴があるが、最も多かったのはどの層でも「なんとなく見てしまう」だった。新聞を読むときに、人は、広告も情報として接触しており、興味があれば目を留めるということであろう。

表1 ふだんよく読む夕刊記事(複数回答)
表1 ふだんよく読む夕刊記事
表2 夕刊の広告イメージ(複数回答)
表2 夕刊の広告イメージ(複数回答)
表3 職業別の性年代構成
表3 職業別の性年代構成
*表はエクセルデータでご覧になれます。

 [ 2005年度都市生活者調査(東京) ]
  調査期間 6月24日~7月15日
調査地域 東京50キロ圏
調査対象 18歳~69歳の男女個人
サンプル数 5,000
サンプリング 住民基本台帳を基にした二段階無作為抽出
調査方法 訪問留め置き法
有効回収数(率) 2,012(40.2%)
調査企画設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 株)日本リサーチセンター

(国友)
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