調査データから
「自宅で“地デジ”が視聴できる人は約3割」――地上デジタルテレビ放送についての調査結果

2011年7月に完全デジタル化するテレビ放送だが、アナログ放送の終了時期まで認知していた人は8割以上で、認知促進は順調なようだ。
一方、現在、「地上デジタルテレビ放送(地デジ)」が自宅で視聴可能と答えた人は約3割で、そのうち「地デジ対応のテレビ」で見ている人と、「ケーブルテレビを経由」して見ている人が約4割ずつを占めた。

調査概要
調 査 期 間 2006年8月16日(水)~17日(木)
調 査 対 象 2006年度読売新聞広告ネットモニター300人
モニター条件 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に居住する
20歳以上の読売新聞朝・夕刊購読者
調 査 方 法 インターネット
有効回答数(率) 230人(76.7%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

  
①「地上デジタルテレビ放送」の認知程度

 地上デジタル放送を、「知っている」と答えた人は35.2%、「ある程度は知っている」人は63.0%で、「まったく知らない」と答えた人はわずかに1.7%だった。

ただし、「知っている」と自信を持って答えているのは男性が51.8%、女性19.5%と性差が大きく、また男性でも若い年代ほど「知っている」と答えた人の割合が高かった。


  
②「アナログ放送終了」の高い認知状況

地上デジタル放送を「知っている」「ある程度は知っている」と答えた人のうち、女性60歳以上の1人を除く全員が、アナログ放送の終了を認知している。また、86.3%が「2011年」という終了時期まで認知しており、男女間でそれほど大きな差はみられなかった。「完全地上デジタル放送化」への素地は固まってきていると見てよいだろう。

性年代別にみても、男女の30代を除くすべての層で8割以上が「終了時期まで」認知している。


 
③地デジの特徴は「受信機器が必要」「画質が良い」

「地上デジタルテレビ放送」の特徴として知っていることを複数回答で聞いたところ、「放送を受信できるテレビ(またはチューナ)などの機器が必要なこと」を90.7%、「画質が良いこと」を79.6%の人が挙げた。

続いて「データ放送が利用できる」(56.2%)、「双方向サービスによる視聴者参加型番組の放送」(54.0%)の認知が高いのは、新しい視聴スタイルへの期待感の表れか。

「データ放送」「双方向サービス」の認知は、男性で60%を超えており、特に男性50代では「データ放送」、男性30代と60歳以上では「双方向サービス」の認知率がそれぞれ7割を上回っている。


 
④自宅での受信方法は「対応型テレビ」と「ケーブルテレビ経由」が半々

現在、自宅で「地上デジタルテレビ放送」が視聴できる人は29.2%だった。

また、視聴できると答えた人に、受信方法を聞いたところ、「地上デジタル放送対応型テレビで視聴」(43.9%)、「ケーブルテレビを経由して視聴」(42.4%)に二分された。


 
⑤「薄型ハイビジョンテレビ」は約2割が所有

自宅に薄型ハイビジョンテレビを「持っている」人は21.7%、現在は持っていないが「半年以内に購入予定がある」人は12.6%だった。また、具体的な購入予定はないが「興味はある」とした人が60.4%を占めており、「興味はない」と答えた人は5.2%と少数派。

地上デジタルテレビ放送の「高画質」や「音質の良さ」など、多彩な機能を満喫するためには必需品である「薄型ハイビジョンテレビ」だが、5年後に迫ったアナログ放送終了に向けて、「地デジに関心はあるが、様子を見ている」過半数の人たちが、今後購入に向けて動き出す時期が注目される。


 
(横尾)

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