調査データから
「『液晶テレビ』購入意向は引き続き高い。購入を考えているのは4割以上」
――第2回購入意向に関する調査結果から

本調査ではPC、AV機器、家電製品、自動車ほか耐久消費財を中心に全44品目について、それぞれの購入予定を尋ねた。今年の夏に続いて2回目の実施である。

ここでは、「1年以内の購入予定」、「時期は未定だが購入予定」、「興味はあるが購入は未定」の回答データから、生活者の購入意向を探った。
最も購入意向が高かったのは前回から引き続き「液晶テレビ」で、購入予定者は4割超、また、約1割は1年以内の購入を検討しているなど、前回同様の傾向を示しており、依然として安定した人気を維持している。

調査概要
調査期間 2006年11月26日(日)~27日(月)
調査対象者 インターネットによる読売新聞広告反響調査システム「アドボイス」のモニター300人(20歳以上、1都3県居住)
調査回収数 219(73.0%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

  
①PC関連、AV製品、情報家電について

 1年以内の購入予定者が最も多かったのは、「携帯電話(その他)」で、全体の1割以上(12.3%)が回答。ただし選択肢に「携帯電話(ワンセグ対応)」「携帯電話(電子マネー対応)」も用意しており、それぞれ8.7%、6.8%が回答しているため、「携帯電話全般」では実質的に2割以上が「1年以内の購入予定者」と考えられる。

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の導入、それに伴う各キャリアの市場への新機種投入が反映された結果といえるだろう。

その他、「プリンター」(11.9%)、「コンパクトデジカメ」(11.0%)で1割を超えており、時節柄、年賀状作成需要もスコアを上げる要因の一つとなっているのではないだろうか。

時期は未定の購入予定者は「液晶テレビ」のスコアが最も高く、全体の3人に1人(31.5%)が回答。以下、「ノートPC」(21.5%)、「HDD、DVDレコーダー」(18.7%)、「プラズマテレビ」(17.8%)と続く。

興味はあるが購入は未定と回答した、潜在的な購入予定者は「プラズマテレビ」「次世代DVD」(24.2%)、「液晶テレビ」「(フルスペック)ハイビジョンテレビ」(22.8%)、「ハイビジョンレコーダー」(21.0%)などで2割を超えるスコア。

主な商品ジャンルでの傾向は以下の通り。

・ PC関連 前回と比較して、ノートPC、モバイルPCについて購入予定者のスコアに変化はないが、「興味はあるが購入は未定」との回答は減少。
・ デジカメ 前回と比較してコンパクトデジカメの1年以内の購入予定者は4.5ポイントアップ。
・ テレビ 液晶テレビの人気は相変わらずだが、プラズマテレビも根強い。(フルスペック)ハイビジョンテレビについて「興味はあるが購入は未定」と回答した人は、前回を7.6ポイント上回っている。
・ HDD・DVDレコーダー ハイビジョンレコーダー、次世代DVDの1年以内の購入予定者はそれぞれ1%前後だが、興味はあるが購入は未定との回答者はともに2割を超えており、今後のスコアの伸びが期待できる。
・ 携帯電話 電子マネー対応機種よりもワンセグ対応機種ほうが人気。
・ その他 家庭用ゲーム機(前回はテレビゲームとして調査)はPS3、wiiなど話題の新型ゲーム機発売というタイミングもあり、「興味はある(が購入は未定)」と回答した人は、前回より5.8ポイントアップしている。



  
②生活家電について

1年以内の購入予定者が多かったのは「IH炊飯器」(6.8%)、「冷蔵庫」(6.4%)など。時期は未定の購入予定者は、「洗濯機」 (14.2%)、「冷蔵庫」 (11.0%)で1割超のスコア。

潜在的購入予定者は「食器洗浄器」(16.4%)、「IH炊飯器」(15.5%)などのスコアが目立った。成熟商品が多い生活家電はスコアの変動要素は少ないが、「エアコン」については「購入予定はない」と回答した人は、夏の調査結果と比較して5ポイント以上、上がっている。エアコンはどちらかというと夏場の商品ということだろうか。


 
③自動車関連 ほかについて

1年以内の購入予定に挙がったのは、上から「国産自動車」(7.3%)、「ETC車載器」(6.8%)、「カーナビ」(5.9%)の順。

時期は未定の購入予定でも上位に挙げられたのは「国産自動車」(18.7%)、「カーナビ」 (16.0%)、「ETC車載器」 (10.5%)。

自動車関連商品も前回調査と概ね変わらない結果となったが、「電動自転車」は購入に関するスコアが全般的に上がっており、今後の推移を見守りたい。


 
④住宅関連、その他

ホームセキュリティシステム」の1年以内の購入予定者(3.2%)、時期は未定の購入予定者(7.3%)、購入予備層(16.9%)を合わせた購入への関与者は全体のおよそ3割(27.4%)。

本調査では、今年購入した最も高価な商品とそれがもたらした生活の変化についても自由回答形式で尋ねた。

PC(デスクトップ、ノートブック、29件)や自動車(21件)、その他家電といった回答が目立ち、それらがもたらす生活の変化として、テクノロジーの進化による利便性の向上を挙げる声が多かったが、高齢層では「子犬を飼い始めて生活リズムが大いに変わったが、癒されている」(男性60歳以上)、「娘の成人式の着物を購入したが、子どもの成長を実感した」(女性60歳以上)など叙情的な回答も多く、商品購入の目的や得られるものが年代で変化するということがうかがえる。

主な回答
「ノートPCの購入により、情報収集が楽になった」(男性20代)
「冷蔵庫を新調したが、非常に使いやすく電気代もかなり減った」(女性30代)
「エアコンに自動掃除機能がついているから、助かる」(女性40代)
「DVDカメラで孫の成長を撮って楽しんでいます」(女性50代)
「DVDレコーダーを購入し、今までの思い出のビデオをDVDにコピーした」(男性60歳以上)

次回調査は2007年6月の予定。

 
(梅木)

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