調査データから
「若い年齢層ほど積極利用、高い所有率」
—— 団塊世代調査③ インターネット・携帯電話

50歳から69歳までの男女を対象に実施した「団塊とその上下世代の日常生活とメディア接触調査リポート」から、今回は「インターネット」「携帯電話」についての調査結果を報告する。

ここ10年ほどで急速に普及してきたこれらのツールと、団塊とその周辺の世代は、どのように接しているのだろうか。50〜56歳を団塊下世代、57〜59歳を団塊世代、60〜65歳を団塊上世代とし、世代間の差にも注目した。

調査概要

調査期間 2006年8月28日〜9月15日
調査地域 首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県)、福岡県
調査対象 50〜65歳の男女個人
サンプリング (株)日本リサーチセンター郵送パネルより抽出
調査方法 郵送調査
有効回収数 サンプル数:3006/5900(回収率50.9%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
委託調査会社 (株)日本リサーチセンター


①自宅でのパソコン利用状況−日常的利用者は約5割、地域による差も

年代別に比較してみると、自宅で利用している人の割合が、年齢層が低いほど高いことがわかる。

「利用している」と「たまに利用している」と答えた人を日常的に利用している人であると考えると、その割合は団塊下世代と団塊上世代とでは、20ポイント以上もの差がある。その中でも、団塊世代と団塊上世代との差よりも、団塊世代と団塊下世代との差の方が大きくなっているのが特徴と言える。

続いて地域別に比較してみると、首都圏、関西、福岡の順に利用している人の割合が多い。首都圏と福岡の間では、20ポイント近い開きがあり、地域によって利用状況に差があると言えるだろう。

 


②自宅におけるインターネットの利用用途−Eメールや私用の情報検索は7割が利用

自宅においてインターネットを日常的に利用しているという人に対して、その利用用途を質問したところ、「私用の情報検索」「Eメール」「ニュースを読む」がトップ3となった。いずれもインターネットでの基本的な利用方法であるためか、年代による大きな差はない。一方で、年代によってバラつきが見られるものもあった。

団塊上世代での割合が小さくなっている「仕事の情報検索」は、団塊上世代に定年後の人が多いことを反映しているものと思われる。

「商品・サービスの購入」では、団塊下世代の割合が他よりも10ポイント以上高くなっており、他の世代よりもEコマースに対する抵抗が小さいことが分かる。しかしながら「株式などの売買に利用」している人の割合は、団塊下世代のみが低くなっており、同じEコマースでもオンライントレードと商品購入には違いがあるようだ。

 


③家庭内で話題にする頻度−新聞は8割、インターネットは4割

家族と同居している人に対し、家庭内で話題にしたことがあるメディアについて質問した。新聞は「よくある」と「たまにある」を合わせた割合は、団塊下、団塊、団塊上の何れの世代でも8割を超すスコアとなっており、多くの家庭で話題に上っていることがわかる。「よくある」は、年代が上がるほど高くなっている。

インターネットでは、「よくある」と「たまにある」を合わせて4割程度で、新聞の「よくある」のみと同程度のスコアとなっている。また、新聞とは逆に年代が上がるほどスコアは低くなっており、利用状況の傾向がそのままそのまま反映されている。

 


④携帯電話の所有率−パソコンよりも身近な携帯電話

パソコンの利用状況と同様に、若い世代ほど高いスコアを記録している。全体での所有率は77.4%となっている。パソコンを利用しない人が5割を超えていた団塊上世代でも、携帯電話の所有率は7割に迫るものとなっており、パソコンよりも携帯電話の方が身近な存在になっている。

なお、携帯電話所有者に最も多く到達するのは、読売新聞となっている。

(藤木)

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