調査データから
「男性は西田敏行さん、女性は高橋真梨子さんが1位 年代や地域で傾向に違いも」
—— 団塊世代調査⑤ “共に青春を過ごした”好きな著名人

読売新聞広告局が50歳から65歳までの男女を対象に実施した「団塊とその上下世代の日常生活とメディア接触調査リポート」から、今回は好きな著名人についての調査結果を報告する。

団塊やその周辺世代にとって、同じ時代を過ごし、共に年齢を重ねてきた著名人の中で、人気があるのはどういった人だろうか。性別、年代別、地域別に分析してみる。

下記の選択肢の団塊とその周辺世代の著名人の中から、好きな人を選んでもらった。なお、好きな人が複数いる場合は、すべて挙げてもらった。

選択肢に含んだ著名人(敬称略・順不同)

●男性29名
矢沢永吉、南こうせつ、堀内孝雄、北野武、にしきのあきら、谷村新司、武田鉄矢、篠田三郎、ガッツ石松、風間杜夫、大竹まこと、糸井重里、森進一、根津甚八、西田敏行、沢田研二、財津和夫、井上陽水、五木ひろし、泉谷しげる、あおい輝彦、星野仙一、寺尾聡、高田純次、西郷輝彦、岸部一徳、小田和正、小倉智昭、江本孟紀
●女性19名
由紀さおり、高橋真梨子、酒井和歌子、小川知子、森山良子、都はるみ、瀬川瑛子、篠ひろ子、木原光知子、丘みつ子、いしだあゆみ、安藤和津、栗原はるみ、平野レミ、倍賞美津子、梶芽衣子、奥村チヨ、大原麗子、泉ピン子


①性・年代別:好きな男性著名人−幅広く人気のある西田敏行さんが1位、星野仙一さんが2位

テレビ、映画、舞台など、幅広く活躍している俳優の西田敏行さんが1位。団塊世代、団塊上世代で強い人気を博し、団塊下世代でも上位に名を連ねるなど、性別、年代問わず、支持された。

2位は野球選手として活躍後は監督として手腕を発揮、北京オリンピック日本代表監督にも就任した星野仙一さん。こちらも性別、年代を問わない人気を集めた。

この2名とは対照的に、多くのヒット曲で知られる歌手の井上陽水さんは、団塊上世代では男性11位、女性12位だったものの、団塊下世代の男性では1位、女性では2位と、若い世代からの支持を得て、全体での順位を3位に押し上げた。

また、世界的にもその名を知られる北野武さんは、男性から人気を集め、全体で5位となった。

全体では6位の小田和正さんは、団塊下世代の女性で1位に。全体で10位の寺尾聡さんは、女性での人気が高かった。

 


②性・年代別:好きな女性著名人−歌手の高橋真梨子さん、森山良子さん、由紀さおりさんらが人気

男性の西田敏行さん同様、性別・年代問わず人気のあった歌手の高橋真梨子さんが1位に。団塊下世代、団塊世代の男女で1位になった。

その高橋真梨子さんと負けず劣らず人気を集めたのが、2位の森山良子さん。団塊上世代では、高橋真梨子さんを抑えて1位になった。

3位は由紀さおりさんで、上位3名が歌手という結果になった。4位のいしだあゆみさんは女性から、5位の大原麗子さんは男性からの人気が高かった。

女優の酒井和歌子さんは男性から、料理家の栗原はるみさん、料理愛好家でシャンソン歌手としても活動している平野レミさんは女性から人気があった。

 


③地域別:好きな男性著名人−首都圏・西田敏行さん、関西・星野仙一さん、福岡・武田鉄矢さん 出身地域によって左右される人気

地域別にみると、西田敏行さんが首都圏で1位。関西、福岡でも2位となっており、西田さんは性別や年代だけでなく、地域によってもその人気に偏りがないことがわかる。

関西の1位は岡山県出身で阪神タイガースを優勝にも導いた星野仙一さん、福岡の1位は福岡県出身の武田鉄矢さん。それぞれ地元での人気が、他の地域以上に高い。同様に、東京都出身の北野武さんは首都圏で、大阪府出身の谷村新司さん、堀内孝雄さんらは、関西での人気が高い。

 


④地域別:好きな女性著名人−全地域で高橋真梨子さんが1位、森山良子さんが2位 人気に地域差なし

地域ごとに1位が異なった男性とは対照的に女性は全エリアで高橋真梨子さんが1位、森山良子さんが2位、由紀さおりさんは関西でのみ4位となったものの首都圏・福岡で3位というように、上位は3地域で同じ顔ぶれとなった。

東京都出身の大原麗子さんが首都圏で4位、大阪府出身のいしだあゆみさんが関西で3位というように、出身地で他地域よりも人気がある例も見られたが、その傾向は男性著名人ほど顕著ではない。

阪神タイガースの監督を務めた星野仙一さん、テレビなどで地元・福岡について語ることの多い武田鉄矢さんなどのように、男性著名人には地域色が感じられる人物が多いのに対し、女性ではそういった著名人が少ないことが、地域差が小さい一因ではないだろうか。

(藤木)


調査概要

調査期間 2006年8月28日〜9月15日
調査地域 首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県)、福岡県
調査対象 50〜65歳の男女個人
サンプリング (株)日本リサーチセンター郵送パネルより抽出
調査方法 郵送調査
有効回収数 サンプル数:3006/5900(回収率50.9%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
委託調査会社 (株)日本リサーチセンター
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