調査データから
「液晶テレビ」購入意向が急激な伸び、携帯電話(ワンセグ対応機種)の購入意向も高い
――第4回購入意向に関する調査結果から

【AdVoice(読売読者モニター調査)より】

11月にPC、AV機器、家電製品、自動車他耐久消費財など44品目についてアドボイスモニターを対象にした調査を行った。昨年の夏・秋、今年の夏に続き4回目の実施である。
ここでは、「1年以内の購入予定」、「時期は未定だが購入予定」、「興味はあるが購入は未定」の回答データから消費動向を探った。
また、4回のデータを時系列で見た特徴についても紹介する。
今回の調査で「1年以内の購入意向」が全体の1割を超えた品目は「コンパクトデジカメ」(13.0%)「プリンター」(14.2%)、「液晶テレビ」(16.3%)、「エアコン」(10.0%)、「スポーツ用品」(10.9%)の5項目だった。



① PC関連、AV製品、情報家電について

全品目中、今回1位の「液晶テレビ」の「1年以内の購入意向」は10.4%(2006年7月)→9.1%(2006年11月)→10.8%(2007年6月)→16.3%(2007年11月)と今回ポイントが大きく伸びている。
「コンパクトデジカメ」は6.5%(2006年7月)→11.0%(2006年11月)→10.1%(2007年6月)→13.0%(2007年11月)という推移でこちらも人気だった。
「携帯電話(ワンセグ対応機種)」は10.4%(2006年7月)→8.7%(2006年11月)→9.0%(2007年6月)→今回13.8% (2007年11月)とこちらも今回大きく伸び上位3位に入ってきている。NTTドコモの905iシリーズなど、秋から年末にかけて続々と新機種が発売された効果だろうか。
今回、「1年以内の購入予定」+「時期は未定だが購入予定」でみたスコアが最も高い品目は、前回と同様「液晶テレビ」で46.4%。次いで「プリンター」(31.0%)と2位までは「1年以内」と共通。3位「コンパクトデジカメ」(24.7%)、4位が「HDD、DVDレコーダー」(23.8%)。自動車(国産車)は25.7%(2006年7月)→26.0%(2006年11月)→18.3%(2007年6月)という推移だったが、今回23.0%とスコアが回復している。
また、「次世代DVD(ブルーレイ、HDDVD)レコーダー」(2006年7月は調査していない)が12.3%(2006年11月)→11.2%(2007年6月)→20.1%(2007年11 月)と今回急激に伸びている。「次世代DVD商戦が本格化」という報道もされているが、「液晶テレビ」とセットで市場が動きそうな気配である。

1年以内の購入意向 1年以内+時期は未定だが購入予定
1位
液晶テレビ16.3%
液晶テレビ46.4%
2位
プリンター14.2%
プリンター31.0%
3位
携帯電話(ワンセグ対応機種)13.8%
コンパクトデジカメ24.7%
4位
コンパクトデジカメ13.0%
HDD/DVDレコーダー23.8%
5位
スポーツ用品10.9%
自動車(国産車)23.0%


「1年以内」+「時期は未定だが購入予定」では、携帯電話(ワンセグ対応)は22.6%だった。

「PC関連、AV製品、情報家電の購入意向」





 


② 生活家電について

「1年以内の購入予定」者が多かったのは「エアコン」(10.0%)、「洗濯機」(8.8%)。
過去の調査では「エアコン」は7.0%(2006年7月)→5.5%(2006年11月)→9.0%(2007年6月)という結果。「洗濯機」は5.7% (2006年7月)→5.5%(2006年11月)→7.1%(2007年6月)。今回の調査でどちらも購入意向が伸びている。
「1年以内の購入予定」+「時期は未定だが購入予定」で見ると、「冷蔵庫」(20.9%)、「洗濯機」(21.8%)はどちらも2割を超えている。

「生活家電の購入意向」

 





③ 自動車関連ほかについて

自動車関連で「1年以内の購入予定」をみると、自動車(国産車)(7.1%)、「カーナビゲーションシステム」(5.0%)、「ETC車載器」(4.6%)という順位。
「1年以内の購入予定」+「時期は未定」の購入意向で上位だったのも「自動車(国産車)」(23.0%)、「カーナビゲーションシステム」(17.2%)、「ETC車載器」(15.5%)。
自動車関連では、4回の調査で大きなスコアの変化はなかったが、今回「自動車(国産車)」の「1年以内の購入予定」+「次期は未定」のスコアが4.7ポイント伸びている。

「自動車関連の購入意向」


 


④ 住宅関連、その他

「家具」の「1年以内の購入予定」者は9.6%。「時期は未定だが購入予定」を加えると20.5%。「スポーツ用品」のスコアは2.6(2006年7月) →11.9%(2006年11月)→8.6%(2007年6月)→10.9%(2007年11月)と推移した。「1年以内の購入予定」+「時期は未定」では今回20.1%となっている。
「1年以内の購入予定」+「時期は未定だが購入予定」でみると「住宅(戸建)」は6.1%(2006年7月)→5.5%(2006年11月)→5.6%(2007年7月)→4.2%(2007年11月)と推移。
「住宅(マンション)」も2.2%(2006年7月)→3.7%(2006年11月)→5.2%(2007年6月)→5.0%(2007年11月)と、今年夏まで伸びてきていたものが、今回は足踏み状態となっている。首都圏の新築マンション販売個数は、価格の値上がりによる需要低下のため、低水準で推移しているが、この調査でもそれをなぞる傾向が出たといえよう。

「住宅関連、その他の購入意向」

 


⑤ 今年購入した最も高価な商品は?

今回はフリーアンサーで「今年購入した最も高価な商品」についても答えてもらった。
回答者の約1割にあたる32人が国産自動車と答えており、その内容も「大型車から小型車に買い替え」や「燃費の良い車に買い替え」というものだった。最近の石油高に敏感に反応している生活者の姿がうかがえる。
次に多かったのが、「テレビ(プラズマ、液晶、ハイビジョン)」で30人。買った後の生活の変化としては「夫婦でくつろぐ時間が増えた」「外出が減った」「テレビを見るのが楽しみになった」という回答があった。
デスクトップとノート合計で「パソコン」を買ったという人は18人。「パソコンをよく使うようになった」「作業が楽しくなった」というコメントが多い。
冷蔵庫を買った人は15人で「大容量に替えたのに、電気代が安くなった」「省エネタイプを買って家計負担が減った」というようなコメントが数件あり、「エアコンを買った人」13人にも似たような回答が目立った。「今後は家電を省エネタイプのものにどんどん買い替えたい」「これからは地球環境を考えた消費活動をしたい」など環境問題への関心の高まりも伺える。
今回の「消費動向調査」からは時流にも対応しつつ生活する賢い消費者増が浮かび上がってきた。

 

調査概要

調査期間 2007年11月30日(金)~12月1日(土)
調査対象者 インターネットによる読売新聞広告反響調査システム「アドボイス」のモニター340人(20歳以上、1都3県居住)
調査回収数 239(70.3%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

(増田)



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