調査データから
高画質DVDレコーダーの購入意向と地上デジタル放送視聴状況
【AdVoice(読売読者モニター調査)より】

「ブルーレイ圧勝」という見出しが12月7日の読売新聞朝刊経済面で飛び込んできました。11月末までの年末商戦前半で「ブルーレイディスク(BD)」陣営が98%と圧倒的なシェアを獲得し、「HD DVD」を大きく引き離しているというのです。

えー、いつのまにそんなことになっちゃったの!ということで、読売新聞のアド・ボイスモニターへの調査を12月12・13日に急いで実施しました。ちょうど1年前にアド・ボイスモニターに調査した結果と比較しながら結果を紹介します。

結論から言うと、生活者の意識に多少の盛り上がりはありますが、劇的に変わっている訳ではありません。販売台数だけ見るとブルーレイディスクの圧勝ということでひとまず勝負がついたようですが、生活者の意識データ上でもそれが表れてくるには、時間がかかるということでしょう。



① 1年前に較べて、高画質DVDレコーダーの認知度は上昇している

図1は、高画質DVDレコーダーの認知度です。「具体的に知っている」人と「全く知らない」人が1割ずつ、「ある程度は知っている」と「名前は聞いたことがある」が4割ずつときれいに分かれました。1年前よりは全般的に認知度合いが上がっています。

高画質DVDレコーダーの認知度(単位:%)

 


② 購入意向はあまり盛り上がっていない

すでに所有している人は1年前の5.6%から11.3%へ倍増していますが、1年以内の購入予定者は特に増えておらず、このスコアを見る限り購入意向の盛り上がりは特に見受けられません。(参考:同じアド・ボイスモニターに購入意向について調査した結果では、購入意向の高まりが表れています。)

高画質DVD購入予定時期(単位:%)

 




③ 規格別の購入意向ではブルーレイディスクに軍配

規格別の購入意向(図3)を見ると、ブルーレイディスクが13.5%、HDDVDが3.5%で、ブルーレイディスクに軍配が上がっています。しかし、「どちらにするか決めていない」43.5%、「わからない」28.3%がボリュームゾーンで、この層が今後どう態度を決めるかにかかっています。かつての、家庭用ビデオで「VHS対ベータ」の戦いの経験から、初速の販売台数でブルーレイのシェアが大きいということは態度未決定者に影響を及ぼすのではないでしょうか。すでに購入している割合はブルーレイディスク1.3%、HDDVD10.0%でHD DVDの方が多くなっています(HDDレコーダーとHD DVDの誤認回答があるかもしれません)。

購入予定の規格(単位:%)

 


④ 地上デジタル放送の視聴可能割合は順調に増加中

地上デジタル放送の視聴可能状況はどうなっているでしょうか。可能割合は、順調に伸びており、半数に迫っています(2007年1月、2006年8月のデータはいずれもアド・ボイス調査より)。

「地上デジタル放送」視聴可否(単位:%)

 


⑤ 「地デジ」対応テレビでの視聴が増えてきた

視聴方法では、2006年8月時点では「地デジ対応のテレビ」と「ケーブルテレビ経由」が同等の割合でしたが、今回の調査では「地デジ対応テレビ」での視聴割合が増えています。

地上デジタル放送の視聴方法(単位:%)

 

調査概要

調査期間 2007年12月12日(水)~13日(木)
調査地域 2007年度読売新聞広告ネットモニター340人
モニター条件 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に居住する20歳以上の読売新聞朝・夕刊購読者
調査方法 インターネット
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

(国友)



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