調査データから
2007年読売読者がおもしろかった本:1位は「ホームレス中学生」
【AdVoice(読売読者モニター調査)より】

読売新聞の広告反響調査システム「アド・ボイス」の広告モニターを対象に「今年読んで面白かった本とその感想」を調査しました。そのうち、2人以上の得票を得た本を紹介します。
11冊のうち5冊は、トーハン調べによる2007年年間ベストセラー総合ベスト10と共通の顔ぶれですし、「一瞬の風になれ」「求めない」の2冊は、同文芸ジャンルでのベスト10に入っている本です。
調査したのは12月中旬ですが、先ごろ新たにドラマ化された「点と線」、映画「佐賀のがばいばあちゃん」がどちらも11月下旬にテレビで放映された直後ということもあってか、得票しています。

1位
タイトル ホームレス中学生
著者 田村裕
出版社 ワニブックス
6票 男性30代 人情味が意外とある。内容が良かったです。
女性40代 貧乏な暮らしがすごくリアルなのに笑える。でも人の優しさや暖かさが伝わってきて元気がもらえた。
女性40代 心がひねくれないで楽天的、飄々としている感じがいい。周りの人も温かい。
女性50代 とっても大変な毎日で兄弟、友達、先生そして、おかあさん…最後にお母さんへの思いが、とっても素晴らしかった。
ほか女性30代、男性40代

2位
タイトル 女性の品格
著者 坂東眞理子
出版社 PHP研究所
5票 男性40代 なかなか生きるヒントがあり、役立った。
女性50代 難しい内容ではなかったが、改めて自分の行動を確かめる機会になった。
女性60代 ブームに乗って読んでみたが、意外に当たり前のことが多く、面白かったというのは皮肉です。
女性60代 女性としてあるべき姿を指摘されて、心強く思いました。
ほか女性20代

3位
タイトル 国家の品格
著者 藤原正彦
出版社 新潮社
4票 男性20代 忘れていた日本人魂を呼び起こしてくれた。読みやすさもあり、楽しく読めた。
男性60代 品格に対する著者の熱っぽい語り口が気に入った。
男性60代 アメリカ的民主主義の問題点や間違い、日本の戦後の教育崩壊や家庭のしつけなど、今まで忘れ去られてきた問題点を指摘しているため、教えられたり共感することが多い。著者の世界観、人生観など、ちょうど「読売紙朝刊」に連載されている「時代の証言者」も併せ読むと一層勉強になるのではないか。
女性20代 新田次郎さんの小説はよく読みましたが、その次男が書いたものなので興味をもって読んでみました。内容はごく当たり前のことを言っているようにも思いますが、とてもわかりやすく平易に書かれていて面白いと思いました。個人ベースでももう少し品格をもたなくてはいけない、と我が身を振り返りました。

3位
タイトル 佐賀のがばいばあちゃん
著者 島田洋七
出版社 徳間書店
4票 女性40代 どんな環境の中でもいつも前向きに生きることの大切さを知った。
女性50代 すっごく貧乏なのにそれをものともせず、明るく生活するおばあちゃんのいろいろなエピソードがすごく面白かった。
女性60代 おばあちゃんの言葉全てがおもしろい。
女性60代 成績表の1と2ばかりを見て、足せば5になるという発想は素晴らしいと思う。自分もこんな子育てをしてみたかった。

タイトル 恋空
著者 美嘉
出版社 スターツ出版
3票 女性30代 映画化された作品、こんなに素敵な純愛はないほど素敵でした。
男性20代 切ない恋物語で、心に響く。
ほか女性20代

タイトル 鈍感力
著者 渡辺淳一
出版社 集英社
3票 男性60代 人間として、鈍感な性格は、言い方によると悪く受け取られるが、少々鈍感の方が生きやすいことは理解できる。一方、作者の真意として鈍感であることと、繊細であることも必要であることを言っているようにも思えた。
女性60代 小泉さんの一言にいつの間にか惹かれて購入し、心が萎えそうになると少し読むようにしています。具体的に例が書かれていてこういうのが鈍感力かと納得できるし、身近にある、心当たりがありそうな、そんな内容で、心が弱い私も少し鈍感力を鍛えられそうに考えられる所が大好きです。
ほか男性50代

タイトル 一瞬の風になれ
著者 佐藤 多佳子
出版社 講談社
2票 男性20代 さわやかな内容の本だったので。
男性50代 若者のさわやかさがよい。

タイトル 求めない
著者 加島祥造
出版社 小学館
2票 女性20代 求めないことによって目の前の世界を明るくさせてくれた貴重な本。これからずっと私のバイブルになると思う。
女性40代 面白いというか、興味が持てた。

タイトル 生協の白石さん
著者 白石昌則
出版社 講談社
2票 女性40代 とてもほのぼのとしたコメントが載っていて、最後まで楽しく読むことができました。今の時代に貴重な人材だと思います。
女性50代 こんなにやさしく、まじめ(?)に答えてもらって学生さんは幸せだなと。白石さんの頭の回転の良さにもびっくりです。もうブームは終わったようですが、私は今でも好きです。気持ちに余裕がなくなった時、好きなところを開いて楽しみます。どこからでも読めるので便利です。

タイトル 点と線
著者 松本清張
出版社 光文社、新潮文庫
2票 男性40代 昔読んだものを読み返したが、トリックの謎解きが面白い。今の時代では考えられないが、事件解決の鍵となる飛行機の使用は、当時にしては身近ではなかったことが伺われ、その時代背景も想像するとなお面白い。
男性50代 空白の10分を推理するその時が最高か。

タイトル 博士の愛した数式
著者 小川洋子
出版社 新潮社
2票 男性20代 心が疲れた時などに読むと無心になれて、読んだ後とてもホッとする本です。
女性60代 数字が美しく、素敵なラブストーリーだった。


参考 ■年間ベストセラー(総合) (2006年12月~2007年11月、トーハン調べ) 
〈1〉女性の品格 坂東眞理子(PHP新書) 
〈2〉ホームレス中学生 田村裕(ワニブックス)
〈3〉鈍感力 渡辺淳一(集英社)
〈4〉日本人のしきたり 飯倉晴武編著(青春新書)
〈5〉新・人間革命(17) 池田大作(聖教新聞社)
〈6〉田中宥久子の造顔マッサージ 田中宥久子(講談社)
〈7〉ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説 関暁夫(竹書房)
〈8〉ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 公式全国大図鑑 ファミ通書籍編集部(エンターブレイン)
〈9〉ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 公式ぜんこく図鑑完成ガイド 元宮秀介&ワンナップ編著(メディアファクトリー)
〈10〉恋空(上・下) 美嘉(スターツ出版)

 

調査概要

調査期間 2007年12月12日(水)~13日(木)
調査対象 2007年度読売新聞広告ネットモニター340人
モニター条件 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に居住する20歳以上の読売新聞朝・夕刊購読者
調査方法 インターネット
有効回答数(率) 230人(67.6%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

(国友)



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