調査データから
2008年都市生活者web調査(10)「電子マネー」について


読売新聞が首都圏(1都8県)に住む男女18歳から69歳までの男女2000人を対象に2008年9月に実施した「都市生活者Web調査」の結果から、今回は、最近利用場所の増えてきている「電子マネー」の認知や利用状況について紹介します。



① 知っている電子マネートップは「Suica」(91.8%)


はじめに、知っている電子マネーについて尋ねたところ、全体の上位3位は、「Suica」(91.8%)、「PASMO」(87.7%)、「Edy」(86.9%)。男女間で差が大きいのは「iD」、「VisaTouch」、「nanaco」、「WAON」でした。

図1 知っている電子マネー(複数回答) (単位:%)



② 買い物に利用している電子マネートップは「Suica」(31.5%)

次に、買い物に利用している電子マネーについて尋ねたところ、全体の上位3位は、「Suica」(31.5%)、「Edy」(19.6%)、「PASMO」(16.1%)。「WAON」を除く9つの電子マネーで、男性の利用が女性を上回りました。特に「Edy」はダブルスコアでした。

図2 買い物に利用している電子マネー(複数回答)  (単位:%)


利用率上位3つの電子マネー「Suica」、「Edy」、「PASMO」の利用者の購読紙を見てみます。いずれも読売新聞が最も到達しています。

図3 買い物に利用している電子マネーに「Suica」、「Edy」、「PASMO」を挙げた人の購読紙 (単位:%)


③ 利用程度が「ほぼ毎日」という人は約1割、性年代別では男性は30代、女性は40代が最も利用している

 続いて、電子マネーをどの程度買い物に利用しているかを尋ねたところ、「ほぼ毎日」と、「週3~5日程度」で2割強、「週1~2日程度」が2割強、「月2~3日程度」が3割弱でした。女性より男性の方が利用頻度が高く、週1日以上使う人は、女性では4割弱なのに対し、男性では5割を超えています。

図4 電子マネーの買い物での利用程度   (単位:%)


性年代別に見ると、男性は20代から50代の頻度が高く、約3割が週3日以上、つまり2日に1回は利用しています。女性では40代が1番頻度が高く、約4分の1が2日に1回利用しています。

表1 電子マネーの買い物での利用程度(性・年代別)


買い物における電子マネーの利用程度が「ほぼ毎日」の人に対して、読売新聞は最も到達率しています。

図5 電子マネーの買い物での利用程度が「ほぼ毎日」の人の購読紙


④ 利用場所トップは「コンビ二エンスストア」(65.5%)

どのような場所で電子マネーを利用しているかを尋ねたところ、全体の上位3位は「コンビニエンスストア」(65.5%)、「駅や空港内の売店」(49.4%)、「自動販売機」(23.3%)の順でした。男女別に見ると、「コンビニエンスストア」は男性が女性を10ポイント以上上回り、「駅や空港内の売店」、「スーパー」は女性の方が男性を僅かに上回りました。

図6 電子マネーの利用場所(複数回答)  (単位:%)


⑤ 1か月の利用金額3,000円未満が3分の2近くを占める

この1か月間で、電子マネーを使ってどのくらい買い物をしたかを尋ねたところ、「1,000円未満」(42.3%)と「1,000円以上3,000円未満」(22.4%)で3分の2近くを占めました。

図7 1か月間の電子マネーを使った買い物


1か月の電子マネーを使った買い物が「5,000円以上」の人に対して、読売新聞はもっとも到達しています。

図8  1か月間の電子マネーを使った買い物が「5,000円以上」の人の購読紙


⑥ 利用する理由トップは「支払いが素早くできるから」(62.1%)

電子マネーを利用する理由について尋ねたところ、全体で見ると上位3位は「支払いが素早くできるから」(62.1%)、「細かい現金を持ち歩く必要がないから」(45.5%)、「ポイントやマイルが貯まるから」(36.8%)の順。「細かい現金を持ち歩く必要がないから」は男性が女性を15ポイント以上上回り、「支払いが素早くできるから」は女性が男性を5ポイント以上上回りました。

図9 電子マネーを利用する理由(複数回答)  (単位:%)


⑦ 今後の課題「チャージが面倒だから」(30.0%)

電子マネーを買い物に利用しない理由を全体で見ると、上位3位は「チャージが面倒だから」(30.0%)、「セキュリティに不安を感じるから」(21.4%)、「使える店舗、サービスが限られているから」(19.2%)の順。男女別に比較すると、男性は「種類が多く、どれを使ったらよいのかよくわからないから」が女性を上回り、女性は「使い方がよくわからないから」、「使える店舗、サービスが限られているから」などほとんどの項目で男性を上回りました。今後、更に普及を促進していくためには、男女別に訴求ポイントを変える必要がありそうです。

図10 電子マネーを買い物に利用しない理由(複数回答)  (単位:%)


(伊集院)
調査概要:2008年都市生活者Web調査

調査期間 2008年9月8日~18日
調査地域 1都8県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県)
調査対象 満18歳~69歳の男女個人
サンプル数 2000
サンプリング インターネット調査パネルを基にした割当法(性・年代別)
調査方法 インターネット調査
調査企画・設計 読売新聞東京本社
レターヘッド・実査 NTTビジュアル通信㈱