調査データから
2008年都市生活者web調査「書籍」について
~「よく読む」本のジャンル1位は「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド」~



読売新聞が首都圏(1都8県)に住む男女18歳から69歳までの男女2000人を対象に2008年9月に実施した「都市生活者web調査」の結果から、今回は「作家の認知」、「よく読む本のジャンル」、「書籍の情報入手経路」や、ベストセラーを生むきっかけの一つとして話題の「書店員による手作りのPOP」に関するデータを紹介します。



① 「作品を読んだことがある」作家 1位「西村京太郎」(42.5%)、2位「村上春樹」(39.5%)、3位「宮部みゆき」(32.7%)


作家の認知について聞いたところ、「作品を読んだことがある」+「名前は知っている」で最もスコアが高いのは、「西村京太郎」(92.5%)。次いで「村上春樹」(88.9%)、「池波正太郎」(74.4%)、「東野圭吾」(68.9%)、「宮部みゆき」(66.9%)の順。「作品を読んだことがある」のトップは、「西村京太郎」(42.5%)。以下、「村上春樹」(39.5%)、「宮部みゆき」(32.7%)、「山崎豊子」(29.9%)、「東野圭吾」(29.4%)の順。「名前は知っている」のトップは、「西村京太郎」(50.0%)。以下、「村上春樹」(49.4%)、「池波正太郎」(47.0%)、「内田康夫」(42.6%)、「藤沢周平」(41.2%)の順でした。

図1 作家の認知



② 「よく読む」本のジャンル 1位「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド」(20.2%)、2位「マンガ・コミック」(19.8%)、3位「料理本・暮らし」(14.4%)

ジャンル別閲読程度について聞いたところ、「よく読む」+「時々読む」で最もスコアが高いのは、「旅行ガイド」(56.6%)。次いで「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド」(52.9%)、「料理本・暮らし」(48.7%)、「マンガ・コミック」(46.4%)、「健康・医療」(43.0%)の順。「よく読む」のトップは、「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド」(20.2%)。次いで「マンガ・コミック」(19.8%)、「料理本・暮らし」(14.4%)、「旅行ガイド」(12.7%)、「歴史・時代小説」(11.8%)の順でした。

図2 ジャンル別閲読程度
図2 ジャンル別閲読程度


③ 新刊書籍の情報入手経路は、1位「店頭で」(56.4%)、2位「新聞の広告」(38.2%)、3位「インターネット」(37.1%)


新刊書籍の情報入手源を聞いたところ、全体では「店頭で」が最も多く半数以上の56.4%、次に「新聞の広告」(38.2%)、「インターネット」(37.1%)、「新聞の紹介記事」(34.2%)と続きました。新聞は「広告」と「記事」の両方が書籍情報の主要な入手源であることが分かります。
図3 新刊書籍の情報入手経路

続いて年代別に見ると、20代から50代までの上位1、2位は「店頭で」、「インターネット」の順。「新聞の広告」は20代が4位、30代~50代が3位、60代は1位でした。

表1 新刊書籍の認知経路



④ 最も多いのは、「週に1回」(27.8%)書店に行く

書店(古書店、新古書店、コンビニエンスストアを除く)の利用頻度を聞いたところ、全体では「週に1回」が最も多く27.8%。以下「半月に1回」が(20.5%)、「月に1回」(15.7%)、「週に2~3日」(10.5%)、「2~3ヶ月に1回」(10.0%)と続きました。週に1回以上書店に行く人は合わせて42.2%。ネットで本を購入する人が増えていると思われますが、書店に頻繁に足を運ぶ人も依然としてかなりいます。


図4 書店の利用頻度



⑤ 全体の約7割が、この3ヶ月で1冊以上の書籍を読んでいる


この3ヶ月間で書籍を読んだか聞いたところ、全体の 69.7%が「読んだ」と回答。
年代別に見ると、40代、50 代で「読んだ」のは7割を超えました。

図5 この3ヶ月に書籍を読んだ人の割合

この3ヶ月に書籍を読んだ人の中で、読んだ冊数について聞いたところ、「10冊以上」と回答した人は20.9%。

図6 この3ヶ月で読んだ書籍の冊数

「書籍を10冊以上読んだ人の購読紙」では、「読売新聞」が最も高い到達率を示しました。

図7 書籍を10冊以上読んだ人の購読紙


⑥ 全体の約6割が、この3ヶ月で1冊以上の書籍を購入している

この3ヶ月間に書籍を購入したかどうかを聞いたところ、全体の57.1%が「購入した」と回答。年代別に見ると、40代、50代で「購入した」は6割を超えました。

図8 この3ヶ月に書籍を購入した人の割合

この3ヶ月で書籍を購入した人の中で、冊数について聞いたところ、「10冊以上」と回答した人は13.1%。

図9 この3ヶ月で購入した書籍の冊数

「書籍を10冊以上購入した人の購読紙」では、「読売新聞」が最も高い到達率を示しました。

図10 書籍を10冊以上購入した人の購読紙


⑦ 最も多い購入金額帯は、「1000円~2000円未満」で22.2%。

この3ヶ月間の書籍購入金額について聞いたところ、最も多いのは「1000円~2000円未満」で22.2%。次いで、「2000円~3000円未満」(17.2%)、「3000円~4000円未満」(12.3%)、「1000円未満」(11.5%)、「4000円~5000円未満」(11.4%)。

図11 この3ヶ月の書籍の購入金額



⑧ 全体の6割以上が「新聞広告で見た書籍を読んでみたいと思う」
 全体の4割が「新聞広告で見た書籍を実際に購入する」

「新聞広告で見た書籍を読んでみたいと思う(よくある+たまにある)」は63.4%。「新聞広告で見た書籍を実際に購入する(よくある+たまにある)」は41.7%でした。「読んでみたい」と「購入」に21.7ポイントの差がある事から、「読んでみたい」と思ってから「購入」に至るまで、いかに興味を持続させるかがポイントのようです。

図12 新聞広告による閲読・購買喚起



⑨ 全体の5割近くが「POPを見て、書籍への関心が高まった」
 全体の3割が「POPを見て書籍を購入した」

続いてここ数年、書店員の手作りPOPがきっかけでベストセラーが生まれていることに着目し、POPへの関心、POPによる購買喚起についても聞きました。「書店員の手作りPOPなどを見ると、その書籍への関心が高まる(よくある+たまにある)」は48.1%。一方、「書店員の手作りPOPなどを見て、書籍を実際に購入したことがある(よくある+たまにある)」は32.5%。

図13 手作りPOPによる閲読・購買喚起

(伊集院)
調査概要

調査概要 2008年都市生活者web調査
調査期間 2008年9月8日〜18日
調査地域 1都8県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県)
調査対象 満18歳〜69歳の男女個人
サンプル数 2000
サンプリング インターネット調査パネルを基にした割当法(性・年代別)
調査方法 インターネット調査
調査企画・設計 読売新聞東京本社
レターヘッド・実査 NTTビジュアル通信(株)

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