調査データから
農業体験も田舎暮らしもしてみたい男性、農業体験はしたいが田舎暮らしはあまりしたくない女性
――2009年都市生活者Web調査(3)「農業体験」


9月に実施した「都市生活者Web調査」では、農業体験の参加意向や、参加してみたいと思うグリーンツーリズム(農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動)などについて聞きました。首都圏(1都8県)での結果データを紹介します。



① 農業体験をしてみたい人は4割


田植えや稲刈り、野菜の収穫など農業体験についての参加意向を聞いたところ、「思う」が12.6%、「少し思う」が27.2で、合わせて39.8%と、約4割が農業を体験してみたいと答えた。 男女別では、男性は41.2%、女性は38.3%と、男性の方がやや女性を上回った。性年代別では、男性は30代、40代、女性は30代で農業体験をしてみたいという人が多かった。
就業形態別に農業体験の参加意向を見てみると、経営・管理職が47.3%と最も高く、商工自営業、給料事務・研究職、販売・サービス業がいずれも4割以上と関心が高かった。

図1 農業体験の参加意向



② 4割近くが田舎で暮らしてみたいと回答

農山漁村(田舎)での生活意向について聞いたところ、「思う」が10.5%、「少し思う」が27.1%で、合わせて37.6%と、4割近くが田舎で暮らしてみたいと答えた。
男女別では、男性は46.5%、女性は28.1%と、男性の方が女性を大きく上回った。性年代別では、男性は30代(51.0%)、40代(51.3%)で半数を超えるなど、いずれの年齢層も4割を超えた。一方、女性は最も多い30代でも33.1%で、40代、50代、60代は20%台にとどまった。
それまで都市部に暮らしていた人が実際に田舎で暮らすことになれば、様々な問題が出てくると考えられる。本当に田舎暮らしを実現するには、慎重な姿勢を示す女性をいかに説得するかがカギになりそうだ。 就業形態別に農山漁村(田舎)での生活意向を見てみると、専門職・自由業(48.5%)、経営・管理職(47.4%)、給料事務・作業職(44.9%)の関心が高かった。経営・管理職は、農業体験の参加にも意欲的で、農業体験や田舎暮らしを勧める有望な市場と言えそうだ。
専門職・自由業は、農業体験の参加意向では特に高くなかったが、田舎暮らし意向が高いというのは、職業柄の自由度もあるのだろうか。

図2 農山漁村(田舎)での生活意向(単位:%)


③ グリーンツーリズム参加意向は6割強に。「果物や野菜、山菜などを収穫」が一番人気

グリーンツーリズム(農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動)について聞いたところ、参加意向を示した人は全体で62.7%、男性が60.7%、女性が64.8%と、女性の方が参加に意欲的だった。性年代別では、男性は30代(66.0%)、40代(66.7%)のスコアが高く、女性は30代が71.9%と高かった。
田舎暮らしよりもハードルの低いグリーンツーリズムでは、女性も意欲的なようだ。

図3-1 グリーンツーリズムの参加意向(単位:%)


参加してみたいグリーンツーリズムについて具体的に聞いてみると、「果物や野菜、山菜などを収穫する」(39.7%)、「山や海などの自然を楽しむ」(37.6%)、「そば打ち体験など郷土料理を食べる」(34.9%)の人気が高かった。

図3 参加してみたいと思うグリーンツーリズム(複数回答)



④ 農業体験をしてみたい人、田舎暮らしをしてみたい人に最も届く読売新聞

農業体験をしてみたい人を購読紙別に見ると、読売新聞が36.5%で、最も多く読まれていた。田舎での生活意向も購読紙別に見てみると、読売新聞が34.4%で、最も多かった。グリーンツーリズムに参加してみたい人への到達率も、読売新聞が36.1%と最も高かった。

図4 購読紙別にみた、農業体験をしてみたい人、農山漁村(田舎)に暮らしてみたい人への到達率(単位:%)


(下宮)
調査概要 2009年都市生活者Web調査

調査期間 2009年9月2日~18日
調査地域 1都8県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県)
調査対象 満18~69歳の男女個人
設定サンプル数 2000
サンプリング インターネット調査パネルを基にした割当法(性・年代別)
調査方法 インターネット調査
調査企画・設計 読売新聞東京本社
レターヘッド・実査 NTTビジュアル通信(株)

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