調査データから
羽田空港新国際旅客ターミナルの認知と利用意向
-8割が開業を認知、6割が成田空港より優先して利用を検討したい-
【AdVoice(読売読者モニター調査)より】


10月21日に、羽田空港の新国際線旅客ターミナルが開業します。開業をおよそ3ヵ月後に控えた7月22、23日の2日間、広告反響調査システム「AdVoice」のモニター(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住)を対象として、羽田空港の新国際ターミナル開業の認知状況や利用意向に関する調査を行ないました。


①この3年間での国際線利用者はおよそ3割

まず、この3年間での国際線利用回数を尋ねました(図1)。「1~2回」が17.6%、「3回以上」が13.4%で、合わせて31.1%でした。他の年代より時間に余裕がある人が多いのか、60歳以上では「3回以上」が20.3%と、全体を5ポイント以上上回っています。一方、30代、40代は「1~2回」「3回」を合わせても20%前後と、他の年代よりも低くなっています。

【図1】この3年間での国際線利用回数<年代別>(単位:%)



②開業については8割が知っているものの、詳細まで知っている人は1割

次に、羽田空港の新国際ターミナル開業についての認知状況を尋ねました。「どの路線が増加するなど、詳しく知っている」は11.8%、「何となく知っている」は69.7%で、合わせて81.5%でした。20代で59.5%と他の年代より低いのに対し、60歳以上は89.8%と全年代で知っている人の割合がもっとも高いなど、年代が上がるにつれ、スコアが上昇する傾向が見られました。また、「詳しく知っている」人も60歳以上で23.7%と、全年代でもっとも高いという結果になりました。

【図2】羽田新国際ターミナル開業についての認知状況<年代別>(単位:%))

先ほどの国際線利用回数別に見てみます(図3)。知っている人の合計は、「0回」が78.7%、「1~2回」が88.1%、「3回以上」が87.5%で、この3年間に海外に行っていない人よりも行った人の方が10ポイント近く高くなっています。特に「3回以上」の人では、「詳しく知っている」人が43.8%と、全体を大きく上回ります。海外に頻繁に行く機会がある人ほど、羽田空港の新国際ターミナルの開業に関心が大きいと言えそうです。

【図3】羽田新国際ターミナル開業についての認知状況<国際線利用回数別>(単位:%)



③羽田と成田、羽田利用を優先して検討したい人が6割強

羽田空港の新国際ターミナル開業以降、羽田空港と成田空港のどちらを利用したいかを聞いてみたところ、「羽田空港利用を優先して検討したい」が65.5%、「成田空港利用を優先して検討したい」が9.2%という結果になりました(図4)。
居住地別に見てみたところ、羽田空港が位置する東京23区、調査エリアにおいて成田空港からもっとも遠い神奈川県では、8割を超える人が羽田空港を選択しています。では、成田空港が位置する千葉県はどうでしょうか。「成田空港利用を優先して検討したい」が36.2%で、「羽田空港利用を優先して検討したい」の14.9%を上回ります。しかし、「羽田空港でも成田空港でもかまわない」という柔軟な態度の人が40.4%で最多回答となっているのが目を引きます。

【図4】羽田・成田どちらから国際線を利用したいか<居住地別>(単位:%)


(藤木)
調査概要

調査期間 2010年7月22日~23日
調査対象 読売新聞広告ネットモニター
調査地域 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に居住する20歳以上の読売新聞購読者
調査方法 インターネット
有効回答数(率) 238(69.8%)
調査企画・設計 読売新聞東京本社広告局
レターヘッド・実査 読売新聞広告ネットモニター事務局

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