① 東日本大震災以降、外での飲酒機会は減少傾向
まず、東日本大震災以降の飲酒機会の変化について聞いたところ、「居酒屋など飲食店でお酒を飲む回数」については、以下のような結果になりました。
「震災以前と変わらない」人が多くを占めるものの、震災を機に「減った」という人が「増えた」よりは多くなっています。
エリア別に見ると、飲酒回数が「増えた」人については大きな差は見られないものの、「減った」人は東京圏(25.2%)が関西圏・福岡圏を約7ポイント上回りました。一方、「震災以前と変わらない」人については、東京圏(59.5%)が関西圏・福岡圏を5ポイント以上、下回っています。震災後の原発・計画停電などの影響もあり、被災地により近い東京圏の方が、従来に比べ「居酒屋など飲食店での飲酒(外飲み)」への自粛ムードがあったことが推察されます。
② 震災以降、相対的に増えた「宅飲み」
「外飲み」への自粛ムードがあった東京圏。では、「自宅や友人・知人宅でお酒を飲む回数」には変化があったのでしょうか。先ほどの「居酒屋など飲食店でお酒を飲む回数」と比較して、震災後の飲酒機会の増減を見てみましょう。
2割以上が減ったとしている「外飲み」に比べ、「自宅や友人・知人宅での飲酒(宅飲み)」については、「減った」人が10ポイント以上少なく、約8割の人が「増えた」もしくは「震災以前と変わらない」と回答。減少傾向にある「外飲み」と比べると、相対的に見て震災後は「宅飲み」市場が拡大した、と言えそうです。
③ 節約志向で好まれる、「第3のビール」や「発泡酒」
では、「宅飲み」で好まれる商品は何でしょうか。自宅や友人・知人宅でお酒を飲む場合に、「飲んでいるお酒の種類」と、「購入している場所」を聞きました。
トップは「ビール」(65.1%)となったものの、それに次ぐ「第3のビール」(44.0%)や、「発泡酒」(38.0%)も多くの人に好まれていることがわかりました。また購入場所については、トップが「スーパー」(82.4%)、次いで2位は「ディスカウント量販店」(35.7%)となりました。「第3のビール」や「発泡酒」などを「スーパー」など比較的安く買える店舗で買って、リーズナブルに「宅飲み」を楽しんでいる人たちが想像されます。
④ 飲酒頻度の高い読売読者
最後に、各紙読者のお酒を飲む頻度を比べてみましょう。「週4日以上」飲むという飲酒頻度の高い人には、読売新聞が最も到達している結果となりました。
(田神)