① 「いつも本のラインアップをチェックしている」人が2割。7割の人が「気になる内容・キーワードが目に付いた時は見る」
一面書籍広告をどのように見るかを聞いたところ、最も多かったのは「気になる内容・キーワードが目に付いた時は見る」の70.6%でした。「いつも本のラインアップをチェックしている」が19.6%、「見ない」が9.8%でした。
積極的に書籍広告を見ている人が2割いて、大方の人は気になる内容があれば広告に目をとめるという状態です。
「いつも本のラインアップをチェックしている」と回答した人を性・年代別に見てみると、男性では30代、女性では20代、ついで30代のスコアが高くなっており、若年層が良く見ています。朝刊一面の面別接触率は、高年層になるほど高くなるという傾向からすると、興味深い結果です。
【朝刊一面の書籍広告についてのエピソード】
「書籍広告を見ていると、現在世の中で必要とされている情報が何なのか漠然とわかるように感じられる。そのため、マーケティングに使えそうだと、周りの人と話したことがある。」(男性30代)
「専門的な本だと気が付かないうちに時が過ぎていってしまい、大切な情報を得ることができないが、書籍広告で大事な情報を得る本と出会えたたことが意外とある。貴重な情報源であると認識している。」(男性40代)
「何か問題を抱えて解決策を何日も模索しているときにふと最下段の書籍広告が目に入ることがある。」(男性50代)
「この欄は、真っ先に見る。ここを見て本を買う事が多い。最近どういう本が出ているか、非常に参考になる。」(男性60歳以上)
「今どんな本がお勧めだったり、流行っているのかいつも参考にしています。」(女性30代)
「新聞は私にとっては情報源。どんな書籍が発行されているのか知ることもできるので役に立っています。」(女性50代)
自分の読みたい本があるかチェックするのはもちろんですが、本の内容から世相を読むなど、ニュース源にもなっていることが伺えます。
② まずは、書店やインターネットで内容を確認。書店ではそのまま購入も
朝刊一面の書籍広告を見て取った行動について聞いたところ、「よくある」行動として一番高いスコアが「書店で内容を確認する」(15.7%)。次いで「インターネットで検索する」(14.5%)、「書店で購入する」(8.5%)、「まわりの人と話題にする」「インターネットで購入する」(7.2%)。
「よくある」+「数回はある」+「1度はある」の合計値で比較してみると、書店とインターネットの違いが見えてきます。
「書店で内容を確認する」のスコアは66.4%に対し、「書店で購入する」のスコアは57.0%と確認と購入の差は10ポイント弱しかありませんが、インターネットで「検索」するのは59.1%であるのに対し、「購入」するのは33.6%で大きな開きがあります。
書店での確認は、購入と非常に近いのに対し、インターネットでの検索から購入に至るまでにはかなり隔たりがあるのです。
【朝刊一面の書籍広告についてのエピソード】
「自分の興味のある分野を見つけると、まず書店で確かめる。」(男性20代)
「法律学を専攻しているので、有名な学者の先生の最新の著書が出版されるときには、友人に情報提供したことがある。」(男性20代)
「シマリスがヘビの頭をかじっています(うろ覚え)のように面白いタイトルの本があるとついつい読みたくなる。」(男性30代)
「まずタイトルで興味の湧くものであったなら、話題にすることが多い。すると、その本のタイトルを見たことがあるという人が多数いることに気付くということがあった。」(女性20代)
「簡単な内容や見出しが掲げられていて、とても興味ある内容だと一目でわかったので購入しました。また、推薦者のコメント等で購入することが多いので、それらも非常に参考になります。」(女性30代)
「気になった書籍は、書店で内容を確認し、購入するかどうかを決めました。」(女性30代)」
「家族にこういう本があるのだと、食事の時の話題になることがある。興味のある本があった時は、インターネットで見たり、書店で見たりすることがある。」(女性40代)
「一面に掲載されている書籍広告は、本のタイトルが強調されたシンプルな内容なので、主にタイトルから受ける印象で本の内容を想像する。以前、書籍広告で見たタイトルに惹かれて購入した本が想像した通りの内容だったので、書籍広告を参考に購入して良かったと思った。」(女性60歳以上)
新聞広告の持つ信頼性と書籍の内容がかみ合うことで、話題に上ったり、他人に勧めたりすることもあることがわかります。
(平賀)