新聞のシリーズ広告で企業への信頼度・好感度が向上
出稿タイミングと効果との関係が明らかに



1972年生まれ。97年早稲田大学商学部卒業。2002年同大学大学院博士後期課程修了。早稲田大学産業経営研究所助手、東京富士大学経営学部専任講師を経て、05年より現職。広告論担当。著書に『エッセンスで読むコトラーのマーケティング 入門の入門』(あさ出版)、『新しい広告』(電通、共著)、訳書に『経験価値マーケティング』『経験価値マネジメント』(ダイヤモンド社、共訳)などがある。

単なる企業広告ではなく、毎月8日を「ハの日」として認知させるためのキャンペーンということで定期的に出稿している点がユニークだと思います。

商品広告の場合には、戦略別、商品別の出稿パターンが知られていますが、企業広告、とくに本キャンペーンのような啓蒙型のキャンペーンについては、出稿のタイミングと効果との関係を明らかにした調査は少ないと思います。

効果の測定を企業レベルで行っていますが、ライオンはすでに知名度が高いので、広告出稿による変化をデータ上で捉えにくいと思います。商品別にシェアとの関係で見てみると、違った効果が見えてくるかもしれません。

一面突き出しからの誘導の効果は、非常に面白いと思います。今回は、オレンジ色を基調にしたクリエイティブでした。オレンジ色とライオンが結びつきにくいという意見もありましたが、一面での広告注目率の向上を考えた場合にオレンジ色は有効だったのかもしれません。

一面での小さい枠から他ページへの誘導についての効果について、他の事例と比較できたら、ユニークな提案が出来るのではないでしょうか。

同様に、メディア間での誘導事例について見てみるのも面白いと思いました。テレビから新聞、新聞から折り込みやインターネットへの誘導についても今後取り上げられたら良いと思います。

▲ページの上に戻る